写真のA(左上)は、今も残る福岡城潮見櫓で、ここに連隊があった時代には、連隊衛戍地へ向かうための通用門でありました。この写真は、潮見櫓から城の外へ向かって喇叭卒が数名行進して行く姿が映されています。櫓が今のように再現されておらず、門の前には衛兵が立てるようになっています。
写真のB(中央)は、福岡連隊の正門の写真で、門のすぐ右手に見える建物は准士官や下士官の集会所だったようです。米軍基地などにあるNCOクラブと言われるものがこれに当たります。
写真のC(下)は、Bの正門を西に行くと小高い丘になっており、そこは将校集会所だったようです。写真では、将校がくつろぐ様子が良く撮られています。米軍基地の将校クラブのように贅沢ではありませんが、梅の花など愛でたり、高台の2階建ての建物からならば、福岡城からある程度の景色を当時なら楽しめたのではないでしょうか。茶室などあったのかもしれません。
以前のブログでも書きましたが、この連隊の正門は、この将校集会所の丘の下に折れた状態で埋もれて今も無残な形で置いてあります。
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