儀仗隊員が持つ小銃は、陸軍の服装をしている場合38式歩兵銃、海軍の服装でも昭和19年以降であれば99式短小銃、それ以前であれば38式小銃と区別して式典に臨むようにしています。儀仗隊員が実際に式典で持っているものは、勿論モデルガンやガスガンという玩具の部類に所属するもので決して実物ではありませんが、写真は、私達護国神社衛兵隊と協力関係にある米国の博物館の協力で定期的に渡米して実銃の射撃の練習をさせて頂いておりますが、その時のものです。
米国では、38式歩兵銃も99式短小銃も毎年のように値段が高騰しており、日本の銃器は値段が下がらないとして銃マニアが好んで購入しています。
米国にある日本軍の小銃は、終戦時、武装解除になった我が軍のものを母国へ大量に送ったものが現在流通しているとも、中国大陸から輸入したものであるとも言われています。
38式は、6.5mmを使用しており、比較的小さい口径のもので、相手を一発で倒すというよりは、撃って相手の戦意を消失させる程度でよいと考えたとか携帯できる弾の大きさと重さを考えれば、当時の国力と兵士の体力を考えたら、妥当な大きさだったという説がありますが、後説の方が説得力がある気がします。
1900年に入ってから38式は、その口径の大型化や軽機関銃との共通性の要求から
次期小銃の開発が進みます。口径は7.7mmと大きくなり、命中精度も上がったといわれていますが、実際には、腕のいい人であれば、狙撃には38式が適しており、ボルトを動かして次の弾を発射するまでの連続発射性にも大変優れていると思います。
1940年太平洋戦争が本格化するようになると、日本軍の主力銃はこの99式短小銃となっていきますが、全軍には行き渡っていませんでした。
さて、現在、米国でも38式も99式短小銃も実際に撃てる状態のものが多く、これが日本に渡る時には、射撃能力を完全に破壊しなければならないので、里帰りをさせてあげたいですが、果たして帰国するのがこの小銃たちにとって幸せかどうか分かりません。
この38式も99式も使用される小銃の弾は、米国でも1社しかなく、通中の弾の倍の値段がするようです。なので、米国でも非常に贅沢な小銃として有名なのです。
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