2019年12月16日月曜日

26年式拳銃


儀仗隊の将校が古い時代の着装をする場合に携帯しているのが26年式拳銃のモデルガンですが、写真はテキサスで撮影した実物です。時代は、1890年明治23年に陸軍に採用された9mm弾を使用したリボルバー式拳銃です。当時の主流とされた引き金を引くと弾頭を発射するための薬室を叩くハンマーも同時にあがるダブルアクション方式をとっています。構造が非常に簡単なので壊れにくかったと言われています。大きな特徴は、リボルバー(回転式)とされるそのシリンダー部分の動きを止める爪がなく、撃つ時々でずれを生じさせる可能性が非常に高く、現地でも全段無事に打ち尽くすことが稀でした。


銃弾を打ち尽くした後は、写真のように銃を折れるようになっており、カラの薬室を
取り出し新しいものと交換していました。弾は6発入れれるようになっていますが
自動拳銃のようにマガジンさえ交換してしまえば、次の発射に簡単に備えられる方式とくらべると、意外にある程度の重量のある弾を入れるのには手間暇がかかってしまいます。
226事件でも使用された拳銃で、鈴木貫太郎首相を至近距離で撃ったにも関わらず致命傷になっていなかったのは、銃の威力が少なかったからではと言われています。
26年式拳銃の薬室は非常に小さく小型で、同じ中折れ式のエンフィールドと比べれば
その破壊力は小さいと言えるのですが、将校が以降好んで所持した小型拳銃からすれば十分な威力だと思います。




26年式拳銃のさらなる特徴は、写真のように非常に構造が簡単であることで、分解整備も非常にやりやすいです。価格も当時は、比較的安価だったというのが納得できます。
しかし、この分解の簡単さなどが、砂地では簡単に根詰まりを起こし、機関不良をすぐに起こすという難点を孕んでいます。



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