2019年12月20日金曜日

福岡市民必見の映画「陸軍」


昭和19年(1944年)製作された木下恵介監督作品、映画「陸軍」は、大東亜戦争開戦三年目の年に撮影されたもので、当時の一般家庭のお国の為と堅実に生きる姿を描いた普及の名作です。
この家族の長男が陸軍に入隊して出征していくまでを描いているのですが、この映画に登場する家族は福岡市内に住んでいるというのが設定となっており、長男が入隊する部隊は、福岡第24連隊であります。兵隊が兵舎の前に整列したり、営内において点呼をするシーンなどがあり、それはすべて24連隊の兵士が務めたそうです。当時は、まだ戦時下ですので、映画も厳しい管理下に置かれていました。当時の日本人が一般的に自然に思っていたであろう国への思いやそれに向かう家族の気持ちなどが感動というよりは感心するほど上手に描かれています。
この映画は、ラストシーンに当時の24連隊の兵士がボランティアで昭和通りを行進し、今の赤煉瓦文化会館の横を通り、那珂川の西中島橋を渡るところまでが描かれていて、その行進する息子を含めた兵士に彼らの背中を手を合わせて祈る母の姿は、とても印象的でいつまでも映画史の残る名シーンです。

右の写真は、長男とその友人が分かれ当時通っていた路面電車に乗り込むシーンです。この後ろに見えるのが、福岡城の潮見櫓の前の城内入り口でその奥には、連隊の特徴的な2階建ての長い兵舎が見れます。
福岡市民必見の映画です。

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