※特定のメーカーを非難するための記事ではありません。同じ問題を共有し改善するためのものです。
先日、私達の隊員のために仕入れた某メーカーの昭5式なのですが、襟が中心線より
今回も2.5cmも足りません。これを中央に寄せて着用することになると肩幅や胸囲の推定からすると首回りので2.5cmも足りないのはL寸の方はS寸の服を無理やり着るのとあまり変わりません。
「ひどい!」「そんな製品は、返品すればいいじゃないか!」と疑問も出てくると思いますが、ここに至るまでに支払った関税、消費税、国際郵便手数料が全部無駄になるということがあり、諦めて、前回お話しをした襟の改良方法で対応します。
「いやいや、関税は、再度返品のために輸出すれば、払った税金は戻ってくることを知らないのか!」とお叱りをうけそうですが、私達の払った関税レベルの返金をまともに審査してくれる税関があったら教えて欲しいくらいです。
まず、仮にまともに相手してもらえたとしえも、返品の理由、返品先証明書、返品の品の詳細な写真、輸出許可書、輸入許可書のコピーなど、これをすべて税関に赴いて手続きをしますが、絶対1日では終わりませんので、費用対効果を考えれば、私達のように国内で縫製をやり直して使用できる状態にするのが最善だと思います。
「では、初めから国産で対応すればいいではないか!」とのご指摘も、確かにごもっともなのですが、、国内では、この質感のカーキ色の服地は、なったく入手が出来ませんし、
残念ながら海外の縫製工場で生産された品物と国内縫製工場で生産されるものでは、価格が比較対象にすら出来ないほど開きがあります。
生地も東京や大阪の問屋街を探せば、確かに近いものはあるのですが、それは質感のよいコート生地で、士官用ならば使用できますが、とても大正時代の戦闘服とは思えない品のいいお坊ちゃまのような兵隊さんが出来上がてしまいます。
日本の丁寧な縫製技術による製品を採用したいのですが、私達のように練習で何度も着用して、繰り返し着用する軍衣袴と考えるととても国産を採用出来ないのが現状です。
私達は、前回もお話しをしましたが、この足りない2.5cm分を現在では使用できくなった生地から拝借して、私達が蓄積してきた襟の付け替え技術を駆使して着用ができる状態にしようと思っています。

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